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セーラジャーナル

英語さんぽ道

Misiaに憧れて。

 2012年末、『紅白歌合戦』Misiaが登場すると空気が一変した。アフリカ・セネガルからの中継。雄大な大地に立つMisia。現地人?とも思われる頭にターバンを巻き、幾層にも重なる独特の衣装、そばには子ども達が立っている。歌は『明日へ』あしたへ〜あしたへ〜あしたへ〜とサビの部分になると、子ども達が一緒に歌い出す。始終目を奪われたのは、アフリカの果てしない砂地、空の青さ、大きさ。その大地にすくっと立ち風に仰がれながら歌うMisia。その姿に打たれた。

Misiaの曲を初めて知ったのは、随分前。「セーラ、これいいよ。聴いてみて。」と高校生だったちかこが、CDを貸してくれて聴いたのが初めて。当時Misiaは20歳くらいだったと思う。朗々とラブバラードを歌うMisiaの歌声が気に入った。スキ!「Misiaのように歌いたい・・」と何度もカラオケで無謀な挑戦。んん〜〜難しい、Misiaにはなれない・・・彼女の歌は彼女のものね。

あれから何年も経った。紅白でMisiaワールドに再びノックアウトされ、Misiaワールドを感じたくて「CDを買おう!」と決めた。すると、2月に3枚組ベストアルバムが出るというではないか!発売を待って即購入。それから冬、春、初夏の今までこのアルバムばかり聴いている。大地、空、風、星、宇宙・・・Misiaの歌に耳を澄まして聴いていると、ここを超えた何かを感じる。”大地の向こう”、とか”果てしない空”、とか”宇宙の彼方”とか。Desk 2は、私のヨガCDとなった。


折しも、6/1〜3横浜で開催されている第5回アフリカ開発会議でMisiaが大使を務めていると知る。やっぱり・・・ 適任だよね。アフリカ開発会議期間中、読売新聞にMisiaとチャカチャカ(南アフリカの歌手、ホテルルワンダの挿入歌を歌った)の対談が載っていた。『アフリカ夢対談』音楽を通じてメッセージを伝え続けている2人が対談し、アフリカと日本の未来について語ったという。Misiaのメッセージをここに引用する。

「アフリカに行く度に貧困問題がなぜ解決しないのかと感じます。豊富な資源、自然、文化が適切に生かされたら、貧困問題はなくなるのではないでしょうか。TICAD5(第5回アフリカ開発会議)では、苦しむ子どもたちの幸せにつながるような成果を期待したいです。」


 Misiaに憧れ、アフリカが気になり始め、目に留まったチラシ『国際協力リポーター』募集。JICA主催、”アフリカ・ルワンダ、またはヨルダンに1週間滞在、国際協力の現場を直接視察し、その様子や感想を報告する”という内容。早速応募。


書類選考の上抽選、10名が選ばれるという。どれくらいの競争率なのか、選定基準もわからない。それでも、私は何パーセントかの小さな確率で「もしかして・・・」のアフリカ行きにワクワクしている。アフリカへ開かれた好奇心、その大地を自分の足で踏むまで深めていこう。






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