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セーラジャーナル

英語さんぽ道

ケミストリー?!

2年ぶりに会ったリリィは、相変わらずの明るさと素直さで月日を飛び越えさせてくれた。You look great!! You haven’t changed a bit!! 再会を喜ぶ。 「こちらが友だちの ディヴィッド。友だち。ボーイフレンドじゃないのよ、ただの友だち。一緒に旅行をする友だち。」

なるほど〜。男女2人旅は恋人同士と思うよなー むしろ恋人以外の異性と旅を、しかも海外へ行くというのは、私は考えられないが彼女の国カナダではよくあることらしい。この前は、クルージングに一緒に行ったの。次の予定は・・・と旅の話し。2人は”旅メイト”、とでもいうか。

「で、あの彼とどうなった?」2年前の恋花の続きを聞く。「それが彼、スチューッドだったのーー・・・!」と語り始まる。stupid=バカ えっ?!


当時日本に住んでいた彼女、「彼がカナダから会いに来るの!」と少女のように語っていた彼とはFacebookで出会ったという。 そこで話しが途切れて、リリィはカナダに帰国、2年の恋の行方を尋ねてみると「ところが、会ってみたらダメ。彼は、スチュービッド!だったの〜 電車乗る時も〜・・・ 確かにケミストリーはあったのよ。でも、物事を考えられない人とは一緒にはいられないわ。」ときっぱり。 続けて、一緒に日本に旅して来たディビッドとのことを「彼とは本当にいい友だちよ。でもケミストリーは起こらないの。」って。 chemistry=化学反応。


さて、久しぶりにネイティブから聞いた”chemistry”という言葉。人と人の間に生まれる計算や理屈では起こらない素敵な関係、素敵な何か・・・出会った瞬間に、ちょうど化学実験で煙が出るような感覚。ケミストリーが起こる出会いは、1+1=2以上の何かが生まれる。予測できない何か・・・something good. 予測できないところに、人生の面白さと醍醐味があり 人との出会いもケミストリー・・・ だから、自分のなかに化学反応が起こる元を育てていかないと。いつでも自分育て。


ケミストリーは起こったけれどスチューピッドな彼、スチュービッドではないけれどケミストリーは起こらない彼・・・男女の仲はわからない。理屈ではないのね。それでも生き生きと男友達の話しをする、私より年上のリリィを可愛いと思った。

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