英会話 Let's Talk!

セーラジャーナル

お知らせ

血の通った話しを。

目の前のこども達、中学生と「血の通った話し」をしたい、といつも思っています。

生徒達にいつも言っていることは「自分の言葉で。」ということ。

コロナ禍は、人と人を遠ざけコニュニケーションを難しくしていた3年間でした。そんな中で過ごした子ども達の”当たり前”は、大人世代の私たちとは違うはず。”ソーショルディスタンス”、”マスクをして!”と言われ続けていれば、人と関わり合う喜びも楽しさも実感できず、何となく億劫になったり、別にいいや、と無気力になったり、人と関わるのが怖くなったり・・・するのでしょう。

生徒達にも、そんな風に”日常的に周りの人々との関わりの体験が少ないだろう”と思われる生徒が以前よりずっと増えました。双方のコミュニケーションが取れないのです。正直なところ、英語以前のことに時間を費やさなければならないのです。”話をする練習”や”目を見て話す練習”、”質問をする練習”・・・など。

人と関わるには、まずは安心することが大事だと私は思っています。今いるこの空間が、この人が何を言ってもOKなこと、自分を受け入れてもらえる、ということを。安心を育む”非言語コミュニケーション”も、特に年齢が低い子達には人との垣根を低くしてくれるのに役立ちまますね。一緒に遊んだり笑い合える仲間とは、一緒に学び合うことができるのです。

 

こちらは、数日前の低学年クラス後に私が撮影した動画。一人のアイディアで始まったこのレース?に、ワタクシは思わず大爆笑!

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真剣勝負の二人でした。この後、折り返しもあり白熱レースの展開に!

この小学2年生の二人とは、学校でのことや家族のことや、美味しいものの話や・・・日常の色んな話をしています。お互いに遠慮なく注意し合う(ダメ出しし合う)こともできるような距離の近さになっています。正に「血の通った話し」が普段自然にできていての、この床を這うレースでした。

 

子ども達はそれぞれの事情や悩みを抱えてレッスンにやってきています。ですから、何か話したいことや聴いてほしいことがあったら、できるだけ”その時、その瞬間”に聴いてあげたいと思っています。子ども達が話しかけてきたら「後で」とできるだけ言わず向き合いたい、と。言いたいのは、その時であり、「後で」になるとその言いたい熱は冷めて、「ま、いっかー」になってしまうようです。もちろん人と人が話しているときに割り込んで話そうとするのはマナー違反ですから、その時は伝えますが。

 

デジタル化が進み、AIが多くの仕事を担う時代になりましたが、人と人のつながりで生まれる温かさは変わらないはず。まずは身近な人たちと気軽に、安心してコミュニケーションができるようになると、英語も気軽に使えるようになっていくのです。「血の通った話し」を、まずは大人たちが周りの人々としていくことで子ども達を取り巻く世界も少しづつ変化していくのかな、と思っています。

 

 

 

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